審美治療をおこなう際に、明確なゴールを歯科医師と患者さんそして歯科技工士の間で十分に理解する必要があります。T&Sプランニングでは一人一人が求める「美」を表現すべく様々な努力をしています。ここで紹介するアプローチは弊社が審美治療の際に用いている手法のひとつです。
1. 治療ゴールの把握
初診時に患者さんの希望を把握し術後のイメージをラボサイドからご提案します。これにより、患者さんも自分の得られる形を想像できます。この時にイメージの被せ物を作る為に必要な形成イメージの模型を作る事で、歯科医師と具体的な計画を練る事ができます。
2. ガイドに基づいたステップ
診断用ワックスアップに問題がないことを確認したら、その形をプロビジョナルレストレーションに作り変え、処置までに用意をしておきます。形成にあわせて適切なウォッシュができるようにガイドの用意も同時にしておくと正確な位置に作ることができます。
3. クリアランスとプロビジョナルレストレーション
形成の際には必要に応じて抜髄をすることで理想的なクリアランスを作ることができます。
プロビジョナルセット後、完成した技工物を接着する時にも適切な位置に固定するために位置を記録したガイドも作成しておきます。
4. 術後の笑顔
本人の希望である歯並びと色を追及して完成
すべてのステップを明確に踏むことでスムーズに治療を進めることができます。初診時に「良い治療をするためには適切なステップが必要」と患者さんに説明をすることで円滑に治療を進めることができると考えます。